まだステージ3までしか攻略してないよ!
カプコンから発売されたファイナルファイトのノーコンテニュークリア攻略を目指す。
ノーミスクリア、ノーダメージクリア、ハイスコア、タイムアタックを競うようなハードなレベルではないので注意。ノスタルジーに決着をつけつつ、カジュアルに満喫することをコンセプトにしている。
ファイナルファイトは、元はAC(アーケード)ゲームで、複数の移植版が存在する。この攻略記事はAC版の完全移植であるSTEAM版のCAS(カプコンアーケードスタジアム)収録のものをベースにする。
他媒体の不完全移植は、おおまかに以下のような違いがある。
雑に「AC版(AC移植版)は不完全版よりむずかしい」という感じ。筆者はSFC版であればノーコンテニュークリアできていたが、ACおよびCAS版は難易度が段違いで全然ダメだった。
カプコンアーケードスタジアムはマルチプラットフォーム(STEAM、SWITCH、PS4、XBOX ONE)で発売されている。また、収録ゲームはバラ売りで安く購入できる(定価たったの200円!)。
ファイナルファイトのアクションは、↑ or ↓ or ← or → +それぞれに対する斜めを合わせて8方向の移動コマンドと、攻撃ボタン、ジャンプボタンの組み合わせで操作する。
コーディ・ハガー・ガイの3人の中から操作するプレイヤーキャラを選択するが、3人の特徴はそれぞれ次のようになっている。
攻撃ボタンを連打すると多段のコンビネーション攻撃を繰り出すことができる。コンビネーションの最終段(フィニッシュ)が敵にヒットすると相手はダウンする。
コーディのコンビネーション攻撃は ジャブ > ジャブ > ボディブロー > トルネードアッパー の4段攻撃になっている。
ハガーのコンビネーション攻撃は ボデイブロー > ボディブロー > ハンマーナックル の3段攻撃。コンパクトだが合計ダメージは3人の中で最も高い。
ガイのコンビネーション攻撃は 裏拳 > 裏拳 > 中段突き > 肘打ち > 武神流回し蹴り の5段攻撃。最も長いコンビネーションだが、合計ダメージは3人の中で最も低い。
ジャンプボタンを押すとキャラクタがジャンプ動作を行えるが、ジャンプ中に攻撃ボタンでジャンプ攻撃を行うことができる。
垂直ジャンプ(方向コマンドなしのジャンプ)+攻撃ボタンで、コーディー:ジャンプハイキック、ハガー:ドロップキック、ガイ:ジャンプハイキックが出せる。攻撃がヒットすると敵はダウンするが、敵に攻撃を当てにくいため使い勝手が悪い。
斜めジャンプ(← or →+ジャンプ)中に攻撃ボタンで、コーディー:クラックキック、ハガー:ドロップキック、ガイ:ジャンプサイドキックが出せる。垂直ジャンプ攻撃と同じく敵にヒットするとダウンを奪えるが、こちらは垂直ジャンプ攻撃よりも敵に当てやすく、敵の突進攻撃を止めるなどの用途に使える。
ちなみにコーディーとガイの攻撃は垂直ジャンプ攻撃よりもダメージが高くなっている(ハガーの攻撃は垂直ジャンプ攻撃と同じで、ダメージも変化なし)。
ジャンプ中↓+攻撃ボタンで、コーディー:ニードロップ、ハガー:フライングボディアタック、ガイ:ニードロップが出せる。この攻撃は垂直ジャンプ、斜めジャンプのどちらからも出すことができる。
コーディーとガイの攻撃は敵にヒットさせてもダウンを奪うことができない。接近手段として使おう。ハガーの攻撃はダウンを奪うことができる。
あまり使い道はないが、ジャンプ中高い位置でジャンプ中↓攻撃 > 低空でジャンプ攻撃という連係が可能。ジャンプ中↓攻撃で相手がダウンしないコーディーとガイは瞬間的に火力を上乗せすることができる。
敵キャラに近付くと『掴み』が成立。掴み成立後、方向コマンドとボタンの組み合わせで、掴み攻撃や投げが行える。
X軸(横)移動から掴みにいくと敵キャラから先制攻撃をもらってしまうことが多いので、Z軸(縦)をずらした状態で上下移動で近付くのがセオリー。敵キャラも自分が攻撃するためにZ軸を合わせてくるので、簡単にはいかない。
ちなみにハガーは敵キャラを掴んだまま移動することができる。
掴み中に方向コマンドなし+攻撃ボタン連打で、コーディー:膝蹴り×3、ハガー:頭突き×3、ガイ:膝蹴り×3の掴み連続攻撃を行う。3段攻撃のフィニッシュで敵はダウンする。
掴み攻撃を最後までヒットさせた場合、基本的にコンビネーションをすべて敵にヒットさせるより高いダメージになる。ただし掴み攻撃は敵単体しか攻撃できないので注意(コンビネーションは複数のキャラを巻き込んでヒットさせることができる)。
掴み中に← or →+攻撃ボタンで入力方向に向かって敵を投げ飛ばす(コーディー:背負い投げ、ハガー:バックドロップ、ガイ:人投げ)。
掴み攻撃1~2段後からも可能。
ハガーのみ掴みからジャンプ中攻撃ボタンで、バックドロップよりダメージが強力なパイルドライバーを出せる。垂直ジャンプ、斜めジャンプのどちらからも可能。
敵を投げ飛ばすと、投げられた敵が近くにいる他の敵を巻き込んで、ダメージとともにダウンさせることができる。
ベルトスクロールアクションゲームには、無敵と全方位攻撃を兼ねた回数制限付きの強力な攻撃、通称『メガクラッシュ』のシステムが付きもの。ファイナルファイトのメガクラッシュは攻撃ボタンとジャンプボタンの同時押し(コントローラ設定によっては専用ボタン)&体力の約5%消費で発動する。消費する体力が足りない場合は発動できない。
コーディーのメガクラッシュはダブルキック、ハガーはダブルラリアット、ガイは旋風脚を繰り出す。発動して即無敵&左右同時攻撃になるので、敵の連続攻撃をカットしたり、敵に囲まれた状況からの脱出に使ったりと、緊急回避手段として使おう。
ステージ上に出現するアイテムのうち、ナイフ・鉄パイプ・カタナは武器として扱うことができる。アイテムに重なった状態で攻撃ボタンを押すとキャラクタがアイテムを拾い、その状態でさらに攻撃ボタンを押すとアイテム攻撃が可能。
拾ったアイテムは、敵から攻撃をもらうと取り落としてしまうので注意(アイテムは高い確率で消えて使用できなくなってしまう)。
ナイフを拾った場合、敵に向かって一度のみの使い捨てで放り投げることができる。
3人のうちコーディーのみ、敵が至近距離なら投げずに敵を何度も突き刺すことができる(敵が遠くにいる場合は、他キャラと同様にナイフ投げを行う)。ナイフは武器アイテムの中でも出現頻度が高く、キャラクタでコーディーを選択する際の強味になっている。
鉄パイプは武器アイテムの中でももっとも攻撃力が低い。とはいえコンビネーションのフィニッシュよりダメージは高く、リーチは武器なし状態よりも長く、一撃で敵をダウンさせることができるので、武器なし状態より有利な立ち回りが可能。
日本刀はナイフの攻撃力と鉄パイプのリーチの長さを兼ね備えた、もっとも強い武器アイテム。ただし強力なだけあって、出現頻度が低めに設定されている。
地味に通常で入手できる日本刀は『MUJRAMASA!(村正)』、ソドムが持っている日本刀は『MASAMUNE!(正宗)』で別アイテム扱いとなっている(ソドムの日本刀は消失しない)。
体力黄色バーは最大144ドットある(CAS上ではサイズが拡大されているため、モードの倍率によって可変)。体力黄色バーの減りに基づいて、下にコーディ・ハガー・ガイの攻撃ダメージを比較したデータ表を用意した。
ちなみに体力が144以上ある敵キャラの体力表示は緑や紫、白などで表示される。
操作\キャラ | コーディ | ハガー | ガイ | 備考 |
コンビネーション | 10 | 18 | 6 | ※防 |
10 | 18 | 6 | ||
10 | 18 | 8 | ||
16 | 8 | |||
14 | ||||
垂直ジャンプ攻撃 | 12 | 20 | 12 | ※防 |
斜めジャンプ攻撃 | 14 | 20 | 14 | ※防 |
ジャンプ↓攻撃 | 8 | 8 | 8 | ※防 |
掴み攻撃 | 9 | 10 | 8 | |
17 | 18 | 14 | ||
28 | 36 | 24 | ||
投げ | 35 | 50 | 30 | ※投 |
投げ(巻き込み) | 8 | 10 | 12 | ※防 |
パイルドライバー | 70 | ※投 | ||
パイルドライバー(巻き込み) | 15 | ※防 | ||
メガクラッシュ | 20 | 体力8点消費 | ||
ナイフ | 30 | |||
ナイフ投げ | 30 | |||
鉄パイプ | 20 | |||
カタナ | 30 | |||
復活 | 40 |
備考欄『※防』表記の該当アクションは、敵キャラそれぞれに設定された防御率のパラメータでダメージが増減する。掴み攻撃やアイテム攻撃は防御率と関係なくダメージを与えることができる。大雑把に『ボスは防御率が高く、コンビネーションなどの打撃はダメージが低くなる。掴み攻撃や投げの方が大ダメージになる。』と覚えておくと良い。
『※投』のついた投げ攻撃について。画像は総体力の異なる敵キャラに投げを行った際のダメージの比較だが、ちょうど体力の半分だけ減っている。投げは固定量ではなく割合ダメージになっている。
投げダメージは下記の特殊な条件が適用される。
割合ダメージと致死の分岐点あたりでは、与ダメージが極端に減るタイミングが存在する。詳しいことはこちらを参照。攻略においては、瞬時にいちいちそこらまで気に掛ける暇がないので、おおまかに以下くらいの認識でいい。
表最後の『復活』は、1ミスからの復活時に敵全体に与えるダメージ。
防御率や敵攻撃ダメージについては、なくても困らないので本記事では未調査のままとする。
自キャラがダウンした状況で方向コマンドや攻撃ボタン、ジャンプボタンを連打して暴れると、ダウンからすばやく復帰することができる。同様に敵から掴みあげられた状況で暴れると、敵の掴みを振りほどくことができる。
特にダウンからの復帰は重要。たとえばアンドレJr.はダウン状態に対してヒッププレスで追撃をしかけてくるが、復帰が早ければジャンプやメガクラッシュで追撃を回避することができる。
コンビネーション攻撃のフィニッシュのタイミングで進行方向と逆方向 or ↑ or ↓ +攻撃ボタンを押すと、フィニッシュの替わりに逆方向に向かって投げを出すことができる。敵から挟み撃ちされそうな状況を回避したり、左右に散った敵を一方向に集めたいときに活用しよう。
対ボス戦で有効なテクニック。コンビネーション攻撃のフィニッシュ以外の攻撃(コーディの2~3段目、ハガーの2段目、ガイの2~4段目)を敵と逆方向に向かってあえて空振りしてコンビネーションを強制終了。すぐに敵方向に向き直ってコンビネーションを最初からやり直す操作をすばやく繰り返す。
敵のやられひるみの硬直より早くコンビネーションの初段から攻撃をやり直して、敵をダウンさせないので、成功すれば敵からの反撃をもらうことなく倒し切ることができる。
コツはリズム打ち。ボタンの連打間隔を調整して、ベストなテンポを探そう。
ジャンプを入力した一瞬あとに、すばやく進行方向と逆に方向コマンドを入力すると、バックジャンプすることができる。
バックジャンプを連続入力できると、通常よりも早く移動できる。ステージによっては敵を振り切って、画面外に消すことができる。
『画面内に表示できるアイテム数の上限は6個まで』というシステム制限により、敵が武器攻撃できない状況になること。
画像は画面内にナイフ×4、鉄パイプ、日本刀の計6アイテムが存在している状況。敵キャラのエル・ガドはナイフ攻撃を仕掛けてくる厄介なエネミーだが、ナイフカンストのため新しくナイフを出すことができない。