JIN KAZAMA:BASIC

インプレッション

 一通りの技がそろったバランスの良いキャラクター。良くいえば堅実、悪く言えば地味。尖ったところがないせいで、いまいちな評価を受けやすい。

 特殊ステップ持ちのため三島家と同等の機動力を持つ。中段の浮かせ技を持ち、崩しはコンボ始動という点で、父・祖父よりも優秀。

 三島家でいうところの風神拳にあたる右回し突き(/上)が、旧作ではノーマルヒットでコンボ始動にならなかったが、今作からは最速入力だとノーマルヒットでもコンボ始動になる。火力は多少劣るが、ほぼ同じ運用が可能。

 ディレイが可能な多段技を多数持っており、出し切りを警戒させて、途中止めから強引に二択を掛けられるのが強み。

 仁固有のユニークな回避行動、受け流し( or )。相手が仕掛けてきた上中段攻撃防御時の硬直を軽減することができる。使いこなすにはキャラ対策のフレーム知識が必須。

特殊ステップについて

最速入力

 仁は一八・平八の風神ステップと名前こそ違うが、同等の性能を持つ特殊ステップ()を使うことができる。

 コマンドのまたはをまったく同じタイミングで入力すると、であれば最速左突き上げ、であれば最速右回し突きを放つことができる。

 最速左突き上げ(/中)は、ノーマル版に比べて相手を高く打ち上げ、ダメージも24から26にアップする。

 最速右回し突き(/上)は、ノーマル版に比べてガードで有利、ダメージアップ(7FR)おまけにコンボ始動と、大幅にパワーアップする。

 どちらも出せるにこしたことはないが、使いこなすには練習が必要になる。このBASICの記事のレベルの段階では、できなくとも問題ない。そのうちできるようになればいい、くらいに考えておこう。
 もちろん上を目指すなら、将来的には必要になってくる。具体的には獣段以上ぐらいからが目安になる。

先行入力

 特殊ステップは硬直中に先行入力できない点に注意しよう。ガードからの反撃に最速右回し突き(/上)を出そうとした場合、素早くと入力してもコマンドが成立せず、右突き上げ(/中)が出てしまう。硬直が明けた状態でと入力する必要がある。

 厳密には、ほんの少しだけ先行入力が可能である。詳しく解説すると、

 ・鉄拳の先行入力は、基本的に方向コマンド1ストロークだけ可能。
 ・特殊ステップの成立条件は、☆モーションがキャラクタに反映された状態で
 ・特殊ステップからの派生技の成立条件は、キャラクタに特殊ステップが反映された状態で攻撃ボタンを入力する。

 以上の条件により、次のような入力が硬直からの最速入力になる。

硬直 1F 2F 3F 4~13F 14F
(発生) 判定

 硬直中に☆入力を先行入力しておく。すると、硬直解除の1F目に、2F目に☆のモーションがキャラクタに反映される。キャラクタに☆モーションが反映されているタイミングで入力を始めると、2F目に入力したが3F目、3F目に入力したが4F目に反映される。技のコマンドは3F目に完成しているので、4F目から発生モーションとなる。

 最速右回し突き(/上)のコマンド完成からの発生は11Fなので、3F+11Fの14F目に攻撃判定が発生する。

特殊ステップの練習

 2D格闘ゲームのいわゆる昇竜拳コマンド()と違って、の間に、コマンドを何も入力しない=ニュートラルを挟む必要があるので注意。

 基本となる入力は当然として、時間のあるかぎり、次のコマンド入力を練習しておこう。

 1:~☆
 2:
 3:
 4:

 1の入力は、相手に二択を仕掛ける際に多用する。あせると(ニュートラル無し)などに化けてしまうので、何度もコマンドを繰り返して手に馴染ませよう。~をかなり引き延ばしても成立するので、とりあえずこれさえ覚えれば、あとの2つが使えなくとも、ある程度はどうにかなる。

 2の入力、特殊ステップのコマンドとステップインのをつなげて入力することで特殊ステップをキャンセルしてステップインに切り替える。コマンドの後半部分をと1/4回転つなげて入力して、の最初のとするのがポイント。

 3の入力はいわゆる「ステステ」と呼ばれる高等テクニックで、特殊ステップ~キャンセル~ステップインを素早く連続で繰り返している。

 4の入力は特殊ステップから即座に立ちガード可能な状態に戻す入力。入力から4F以内に入力すると成立。遅れた場合は特殊ステップが継続され、しばらくガード不能になる。特殊ステップに対して暴れてくる相手に対するフェイントとして使える。ステップを見て固まる相手なら、見せるだけで先手が取れる。

ANSWER:特殊ステップは急には止まらない

 特殊ステップ()発生時、入力後4Fを越えてステップを維持した場合、仁側はステップ状態を、ステップイン等でキャンセルしない限り、しばらくガード不能な状態になる。

 そこにつけ込んで、仁側が遠距離から攻撃を仕掛ける際に、コマンド入力が拙く、特殊ステップの入力をのばしたホバー移動部分を使って距離を詰めてくるなら、発生の早い技やジャンプステータス、しゃがみステータス等を使って暴れることで、特殊ステップからの派生技をつぶすことができる。当然暴れ負けすることもあるので、効率負けしないように、なるべくリターンの大きい選択肢で暴れよう。

基本コンボ

 最低限覚えておくべきコンボ始動とレシピを挙げておく。これ以外にもコンボ始動・コンボレシピはたくさんあるので、おいおい覚えていこう。

左突き上げ(/中) or 前蹴り上げ(/中) or 右突き上げ(/中)カウンター
 >  >  > 前心中/S >  > 前心中
左踵落とし(/中)
 >  >  > 前心中 > /S >  > 前心中
踏み込み下段回し蹴り(/下)
 >  > 前心中/S >  > 【
 >  > /S >  > 【 ※大型キャラ用
順突き~内回し踵落とし(/上上中) 三段目ヒット
 > 相手ダウン中

 踏み込み下段回し蹴り(/下)からのコンボレシピについて。ジャックやクマなどの大型キャラは、専用のレシピを覚えておく必要があるので注意。

立ち回り

 胴抜き(/中)と右下段後ろ回し蹴り(/下)を基本に二択を仕掛けよう。

 胴抜き(/中)は発生とリーチに優れた中段攻撃。ガード硬直は-8Fなのだが、ガードさせることで相手と間合いが大きく離れるため確定反撃を受けない。

 対となるのは右下段後ろ回し蹴り(/下)。胴抜き(/中)を相手に意識させるため、相手に仕掛ける際はのコマンドで出そう。

 他キャラの最速下段攻撃・ローキックは、ダメージが低く、技後にしゃがみ帰着になるが、右下段後ろ回し蹴りはダメージが高め(ローキック:7に対して13)で、技後は立ち帰着になる。固有技なだけあって性能が異なるので注意しよう。ちなみに相手に当てて仁側が不利(-2F)になり、相手にターンを渡してしまう。

 ダメージを大きく取りたい場合は、崩し技に踏み込み下段回し蹴り(/下)を使おう。前述したや、等の入力をマスターできれば、遠距離から一挙に間合いを詰めて攻撃を仕掛けられるようになる。

 踏み込み下段回し蹴り(/下)を警戒して相手がしゃがむようになったら、中段攻撃である左突き上げ(/中)で浮かせよう。

 左突き上げ(/中)はガード硬直-13Fのため、立ちガードで防がれると確定反撃を受けることになる。ローリスクで択をかけたい場合は、中段択を確定反撃のない特殊ステップ~トゥースマッシュ(/中)または唐竹蹴り(/中)に切り替えよう。

 特殊ステップ~トゥースマッシュ(/中)は、☆と入力することで立ち途中が出せることを利用したもの。トゥースマッシュはダメージは低いが発生が早く、隙が小さいのが長所。

 唐竹蹴り( or 立ち途中/中)は旧作から弱体化され、ノーマルヒットではダウンしなくなった。カウンターヒットはスクリューダウンでコンボ始動になる。ホーミングアタック属性があるので、相手の横移動を牽制できる。ただし、ガードは硬直-9Fと重く、確定反撃は受けないものの、その後にとれる選択肢が少ないという短所がある。

 コマンド入力に慣れたなら、中段択を特殊ステップ~キャンセル~胴抜き(/中)に替えてもいい。

ANSWER:メイン二択の避け方向
技名(コマンド/判定)左避け
(時計回り)
右避け
(反時計回り)
備考
胴抜き(/中) ×
左突き上げ(/中) ×ガードで確定反撃可能(-13F)
右下段後ろ回し蹴り(/下) ×
踏み込み下段回し蹴り(/下) ××

 基本は胴抜き(/中)を避けられる右横移動(反時計回り)で待つのが正解。

 右下段後ろ回し蹴り(/下)は基本的に両横に強く、タイミングまたはキャラの移動性能次第で、右横移動(反時計回り)で回避できることがある。

 左突き上げ(/中)は胴抜きと対になっており、胴抜きの逆、左横移動(時計回り)でないと避けれない。右横移動ばかりしていると引っかけられるので注意。立ちガードすれば13F確定反撃が可能なので、右横移動で左突き上げを誘うという作戦もあり。

 踏み込み下段回し蹴り(/下)は両横に強い。

ANSWER:右下段後ろ回し蹴りの欠点

 右下段後ろ回し蹴り(/下)にはいくつか欠点がある。

ガード硬直が重い

 ガード硬直が-13Fと重いので、キャラによっては強力な確定反撃で返すことができる。

立ち帰着

 発生にはしゃがみステータスを持つが、技後は立ち帰着になるため、空振りさせた場合は上段のスカ技を当てることができる。下段系の技は、技後にしゃがみ帰着でやられ判定が小さくなることを利用して、遠距離でばらまいて相手のステップインを引っかけるという使い方ができるが、右下段後ろ回し蹴りはその使い方ができない。

接近戦の立ち回り

 仁は接近戦で使いやすい、または始動の多段連係技を多数持っていて、途中止めで相手を翻弄できる。まず直突き(/上)、順突き~内回し踵落とし(/上上中)、直突き~左下段蹴り~右下段蹴り(/上下下)、逆突き~中段前回し蹴り(/上中中)の4つを使いこなそう。

 直突き(/上)はガードさせても仁側が+1F有利となる。リズムが作りやすいので、接近戦はまずガードさせて有利をとってから展開する、というのもあり。

 順突き~内回し踵落とし(/上上中)は、3段目をガードされてもフレームは±0Fで、五分の読み合いになる。2段止めの順突き(/上上)と最後まで出し切りを混ぜた場合、相手側はそれぞれに的確な対応をとることが難しくなる。適度に織り交ぜていこう。

 直突き~左下段蹴り~右下段蹴り(/上下下)は、1段目~2段目のつなぎが早く、咄嗟に2段目に反応するのが難しい。2段目~3段目のつなぎは連続ではつながらないが、3段目入力にディレイをかけられるので、2段止め~中段、ディレイ出し切り、相手の暴れに対しては出し切りという択をかけることができる。
 3段目がカウンターヒットした場合はコンボ始動になるのでおぼえておこう。

 逆突き~中段前回し蹴り(/上中中)も同様に3段目入力にディレイがかけられるので、2段止め~中段、ディレイ出し切り、相手の暴れに対しては出し切りという択をかけることができる。

ANSWER:順突き~内回し踵落としの対応

 順突き~内回し踵落とし(/上上中)は、3段目をガードでフレーム五分になるめんどくさい技。この対処方法について。

2段目をガードして発生10F以内の攻撃で割り込む

 2段目ガード~3段目発生の間に、発生10F以内の技で割り込むことができる。順突き~上段後ろ回し蹴り(/上上上)を選択された場合はしゃがみステータスのない割り込みはつぶされてしまうので、基本はしゃがみパンチ系で割る。

 ただ、しゃがみパンチ読みの逆択で立ちガードや下段捌きを仕掛けられる場合もあるので、多用は禁物。

2段目をガードして右横移動

 3段目を回避することができる。ただしこちらも順突き~上段後ろ回し蹴り(/上上上)を選択された場合に引っかけられるので注意。

 読み合いを一段階押し進めて順突き~上段後ろ回し蹴り(/上上上)を釣りだして、2段目ガード~しゃがみ~立ちのファジーを仕込み、順突き~上段後ろ回し蹴りの空振りにスカをねじこむという戦術もあり。

 接近戦で二択を仕掛ける場合は、中段択は左中段直突き~上段回し蹴り(/中上)、崩し択は右下段後ろ回し蹴り(/下)を使う。

 左中段直突き~上段回し蹴り(/中上)は発生が早く(13F)、1段目ヒットで2段目まで連続ヒットする。1段目、2段目ともにガードされても確定反撃はないが、2段目が上段判定のため、しゃがみで避けられてしまう点に注意しよう。1段止め、2段目にディレイをかける等、誤魔化しをいれる余地はあるが、1段目ヒットを確認して2段目を出すことができないため、少し使いづらい。ある程度、1段目がヒットするという確信をもって2段目まで出し切ろう。

 2段目をしゃがまれるようになったら、またはしゃがまれないように、左中段直突き~中段足刀(】/中中)をまぜていく。2段目はコンボ始動で、ガード硬直は-11Fだが、ガードバックが大きく確定反撃をもらわない。1段目と2段目の間に割り込まれるので、上段と適度にまぜて相手の対応を散らしていこう。

 そういった細かい工夫が苦手な場合や、相手がフレーム不利で暴れてくるような場合は、左中段直突き(/中)よりも発生は遅くなるが、中段に右突き上げ(/中)を使おう。発生は他キャラの右アッパーと同じ15Fだが、カウンターヒットでないとコンボ始動にならない点に注意。

 仁側のヒット有利や、相手攻撃ガード後のフレーム有利で、相手が暴れずにおとなしくガードを固めてくるようになれば、中段に左踵落とし(/中)、崩しに踏み込み下段回し蹴り(/下)を使った二択を仕掛けるチャンス。

 左踵落とし(/中)はガードさせてもフレーム±0Fが最大の長所。中段択でこの技を使っていけるかどうかで仁のリスクリターンが大きく変わってくるので、常に意識しておこう。

 接近戦で出す踏み込み下段回し蹴り(/下)は、~とステップを伸ばさず、と入力することで見えない下段として機能する。左踵落としとタイミングを合わせる場合は、入力をとすればいい。